セックスレスが続くことで、離婚を真剣に考え始める方も多いのではないでしょうか。

セックスレス状態が10年以上続いています!
早く離婚したい……
夫婦関係において、セックスレスは深刻な問題です。
しかし、だからといって「すぐに離婚!」は決意できないですよね。
子どもがいると、尚更です。
しかし、セックスレス離婚に向けて、何も準備していなければ、いつまで経っても離婚はできません。
来るべきときに備えて、今から離婚準備をしておきましょう!
今回は、セックスレスを理由に離婚する際に知っておくべきことや、準備のポイントを詳しく解説します。
実際に「セックスレス離婚」について、弁護士の無料相談で聞いてきた話を元に執筆しています。
Contents
セックスレスを理由に離婚できる?

セックスレスが続いているから、夫と離婚したい!
セックスレスを理由に離婚が認められるかどうかは、具体的な状況やセックスレスの原因によって異なります。
ここでは、セックスレスを理由に離婚が可能かどうか、そしてその際の慰謝料に関するポイントを解説します。
離婚できるケースがある
セックスレスが理由で離婚できるかどうかは、その程度や状況によって異なります。
一般的に、セックスレスが夫婦関係に深刻な影響を及ぼしている場合には離婚が認められる可能性がありますが、すべてのケースで必ずしも認められるわけではないようです。
例えば、長期間にわたってセックスが一切行われていない場合や、それが夫婦関係に大きな亀裂を生じさせている場合には、離婚理由として認められる可能性が高くなります。
次に、セックスレスの原因も重要です。
精神的な病気や男性のED(勃起不全)などの理由でセックスができない場合、裁判所はこれを考慮し、離婚を認めない可能性があります。
一方で、双方が離婚に合意している場合は、セックスレスが離婚の主な理由であっても、争点がないため、離婚は比較的スムーズに進むでしょう。
結論として、セックスレスを理由に離婚できるかどうかは個々のケースに依存します。
結婚生活においての「セックス」の優先度も、セックスレスだと捉える期間も、人により異なりますので、専門家の助けを借りながら、自分たちの状況に最適な解決策を見つけてください。
慰謝料はセックスレスの理由による
セックスレスを理由に離婚する際、慰謝料を請求できるかどうかは、セックスレスの理由によります。
心身ともに健康でありながら、相手が理由もなくセックスを拒み続け、その結果として夫婦関係が悪化した場合、慰謝料を請求する根拠となり得ます。
さらに、子どもを望んでいるのに相手が応じてくれない場合も、精神的な苦痛を伴うため、慰謝料を請求する理由として認められるケースがあるそうです。
セックスを拒否する際に、暴言や暴力などのDV(ドメスティック・バイオレンス)が伴う場合も、慰謝料を請求できる理由となるでしょう。
ただし、精神的な病気やED(勃起不全)などの健康上の理由でセックスができない場合には、裁判所はこれを考慮し、慰謝料を認めない可能性があります。
セックスレスで離婚するための準備
セックスレスで離婚を考える場合、それ向けた準備が重要です。
いざというときスムーズに進められるうに、早めに適切な準備をしておきましょう。
相手が不倫していないか調べる

妻としたくないってことは、不倫してるんじゃ…
セックスレスが続くと、相手が「不倫しているのでは?」と疑ってしまいますよね。
実際にセックスを拒否する側に不貞行為が認められる場合、離婚の際に慰謝料を請求できる可能性が高いくなります。
そのため、不倫の疑いがある場合には、徹底的に調べましょう。
夫にこのような行動はありませんか?
- 不自然な外出
- 帰宅時間が遅い
- スマホの使用頻度が増えた
配偶者に疑わしい言動があったら、次に証拠を集めましょう。
具体的には、メールやメッセージのやり取り、ホテルの領収書やプレゼントのレシートなど、不倫を証明するための物的証拠を集めることが必要です。
これらの証拠があれば、離婚の際に有利になります。
しかし、自分一人の力で、証拠を集めるのは限界があります。
そんな時には、専門家の助けを借りることも検討しましょう。
探偵に依頼すれば、プロの調査で確実な証拠を得られて、裁判において非常に有力な証拠となります。

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別居する
セックスレスが続くことで離婚を考える場合、別居は重要なステップの一つです。
夫婦間の問題を整理し、冷静に考えるためにも有効といえます。
将来の方向性を見つめて自分にとって最良の決断を下すための時間にしましょう。
また、別居することで夫婦関係が破綻していることを証明する手段にもなります。
子どものケアを考える
セックスレスは夫婦間の問題ですが、子どもがいる場合には、子どもの心のケアを第一に考えなければいけません。
まず、子どもに対して離婚の理由や状況を適切に説明することが大切です。
年齢や理解力に応じて、わかりやすく正直に話すことが重要ですが、「セックスレス」という言葉はとてもセンシティブですので、使わない方が良いでしょう。
離婚後も、なるべく生活リズムを維持することを心がけてください。
学校や習い事、友人関係など、日常生活をできるだけ変えずに続けることが、子どもの精神を安定させるために重要です。
また、離婚後も両親との関係を維持できるよう、面会や連絡の機会を設けられるようお互い努力しましょう。
経済的な準備をする
女性は特に、経済的に自立できるように準備しておくことが大事です。
まず、別居や離婚後の生活費を確保するために、自分自身の収入源を見直しましょう。
現在の仕事で十分な収入を得られているか、または転職や副業を検討することも一つの方法です。
次に、離婚に伴う費用についても考慮する必要があります。
- 弁護士費用
- 引っ越し費用
- 新しい住居の賃貸契約金
このような費用が発生するため、これらの費用を見積もり、必要な資金を確保しておきましょう。
最後に、家計の見直しを行い、無駄な支出を削減することで、経済的な安定を図ることができます。
貯蓄を増やし、将来の不測の事態に備えることも大切です。
これからの時代は、働いて収益を得るだけではなく、投資をしてお金を生み出し、資産を増やすことも大事です。

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投資に関する知識を深めて将来に備えましょう。

離婚に向けた具体的なステップ
セックスレスで離婚を決意したら、どのような手順を踏んで手続きをすれば良いのでしょうか。
離婚手続きをスムーズに進め、将来の生活を安心して迎えるためのステップをお伝えします。
①弁護士に相談する
離婚を考える際、最初のステップとして弁護士に相談することが非常に重要です。
法律の専門家として、あなたの権利を守り、最適なアドバイスを提供してくれます。
まず、離婚の理由や状況を詳しく説明し、法的にどのような選択肢があるかを確認しましょう。
弁護士に相談することで、財産分与、親権、養育費など、離婚に伴う複雑な問題について具体的なアドバイスを受けることができます。
相手との交渉や調停、裁判においても弁護士のサポートは不可欠といえるでしょう。
②財産分与の準備をする
夫婦が共有する財産と負債をリストアップしましょう。
具体的には、不動産、車、預貯金、投資、退職金、家具や家電など、価値のあるすべての資産を含めます。
また、ローンやクレジットカードの債務などの負債も忘れずに記載してください。
個人所有の財産と共有財産を区別します。これにより、分与の対象となる財産が明確になります。
個人所有や共有財産の区別はややこしいので、不明点な場合は弁護士に相談しましょう!
③親権や養育費について考える
離婚を考える際、親権や養育費の問題は特に重要です。
親権は主に誰が日常的に子どもの面倒を見ていたかによって決まります。
一般的に「母親が親権を取りやすい」と言われますが、これは日本では母親が子どもの面倒をみるケースが多いためです。
実際には、子どもの最善の利益を考慮し、親権をどちらが持つかを考えましょう。
養育費は、子どもが健全に成長するために必要な費用を分担するもので、収入や生活状況に応じて算出されます。
具体的な金額や支払い方法については、弁護士や調停機関に相談することで、公正な取り決めを行うことができます。
自分自身のケアを忘れない
離婚を考える過程では、精神的にも肉体的にも大きなストレスがかかります。
そのため、自分自身のケアを忘れないことも非常に重要です。

信頼できる友人に話を聞いてもらうのもスッキリします!
信頼できる友人に話を聞いてもらうことは、心の支えとなり、孤独感を和らげる助けにもなります。
さらに、カウンセリングを受けることもおすすめします。
専門家のサポートを受けることで、感情を整理し、前向きな気持ちになれるでしょう。
自分自身のケアを怠らないことで、離婚のプロセスを乗り越え、新しい生活を健康的に始める準備が整います。
一度きりの人生です。
自分を大切にし、前向きに考えて進んでいきましょう。
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